Netflix 愛すべきクソ馬 ボージャックホースマン
残暑も過ぎ
段々と街が年末に向かい浮かれ始め
なんだか嫌気がさしております。
今日は最近はハマっているドラマ
Netflix ボージャックホースマンを紹介したいとおもう。
主人公のボージャックは
フルハウス的なホームドラマの元売れっ子TV俳優だ
そんな彼の自伝本の出版までが
シーズン1の話である。
僕自身、まだシーズン2までしか見ていないのだ
こちらの作品が大変おもしろい。
上記の画像にあるとうり
愛すべきクソ馬である←この作品では人間と動物が同じように共存している
皮肉屋でナルシスト
馬であるが、誰よりも人間らしい彼。
アメリカンドリームを掴み
その後、落ちぶれてい行く彼自身はアメリカ人の象徴なのかもしれない
実際、そういった作品は多い(市民ケーン、ギャッツビーなど)
また登場人物も魅力的
トッドは何をやってもダメなニート
ダイアンも心を開くのが苦手な堅物な女性
プリンセスキャロラインは愛されないアラフォーと
個々に悩みを抱えている、というよりは
「負け犬」である。
プライドの高いボージャックは
自分の汚い部分を自伝本の中で描こうとしない
そんななか、堅物のダイアンは
ゴーストライターとして嘘偽りのないボージャックの自伝本を出版した。
そこで起きるマジック
登場人物全員がもう一度
夢や栄光を掴み
尚且つ、それぞれの過去のトラウマを肯定していくという
大変、ロッキー的な作品となっております。
シーズン1のラストシーンで思わず泣いてしまいましたね。
ここ最近で見た、芸術作品の中でも稀にみるカッコよさ。
ですが
実際の作品の中身のほうは
ハリウッドの小ネタのサンプリングの嵐とブラックジョーク
SEX、欲、金、クスリ、で笑いをとってくスタイル
本当に最低なんです。
でもね、現実世界って
綺麗な物だけじゃないじゃないですからね。
だから、僕はこの下品で不器用なキャラクターしか出ない
この作品が大好きでございます。